オーダーメイド絵本とは? 名入れ絵本との違いと選び方

「オーダーメイド絵本」と「名入れ絵本」は、同じ棚に並んでいても中身の作り方がまるで違います。どちらが良いという話ではなく、向く場面が違うだけです。何がどう違うのかを先に整理します。

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3 つの方式を並べてみる

「その子のための絵本」と呼ばれるものは、作り方で 3 つに分かれます。売り場では隣に並んでいますが、中身の作られ方はまったく違います。

方式物語主人公イラスト手順かかるもの
既刊の絵本決まっている作品の登場人物決まっている買うだけいちばん軽い
名入れ絵本決まっている(名前の入る場所だけ変わる)名前は自分、姿は既成のキャラクター決まっている名前などを入力して発注既刊より上がる
オーダーメイド絵本伝えた内容から書き起こすその子自身(写真から姿を起こす)その物語のために描く内容を伝える → 確認する → 直す → 注文工程が増えるぶん上がる

「かかるもの」を金額で書いていないのは、方式の中でも作り方の幅が大きく、市場の相場と呼べる数字が存在しないからです。分かるのは、工程が増えるほど時間と費用が上がるという関係だけです。

名入れ絵本とは

あらかじめ用意された物語の中の、名前が入る場所だけを差し替える方式です。誕生日や名前、性別、住んでいる場所などを入力すると、その情報が本文に反映された一冊が届きます。

  • 物語とイラストは決まっているので、仕上がりが事前に分かります
  • 入力してから届くまでが短く、工程がほとんどありません
  • 同じ物語の本が、名前だけ違う形で他の家にもあります
  • その子の性格や出来事は入りません(入力した項目だけが反映されます)

「贈る相手のことを詳しく知らないが、名前は分かる」という場合には、こちらのほうが確実です。仕上がりが読めるぶん、失敗しません。

オーダーメイド絵本とは

物語そのものを、伝えた内容から書き起こす方式です。用意された話に名前を入れるのではないので、何を伝えるかで一冊まるごと変わります。

  • その年の出来事、好きなもの、こわいもの、口ぐせが本文に入ります
  • 写真から主人公の姿を起こす方式なら、全ページで同じ顔のまま登場します
  • 同じ本は二冊とありません。来年また作っても別の一冊になります
  • 伝える内容を用意する手間と、確認して直す時間がかかります

「AI で作る」と書いてあるものについて

近年は文章とイラストの下書きを AI が組み立てる方式が増えています。速く安くなる一方で、どこまで人が手を入れているかはサービスによってまったく違います。「生成したものがそのまま届く」のか「人が確認して直したものが届く」のかは、注文前に読み取っておくとあとで揉めません。

向く場面 / 向かない場面

オーダーメイドが向く場面

  • その年のその子を残したいとき(毎年贈っても中身が変わります)
  • 物が足りている相手に贈るとき。品物ではなく記録が増えます
  • 贈る相手のことをよく知っているとき。知っているほど中身が濃くなります
  • 記念の日にひとつだけ残したいとき

向かない場面

  • 今すぐ手元に必要なとき。工程が増えるぶん、思い立ってその日に、というわけにはいきません
  • 主人公にする子がいないとき。大人だけの物語は作れない場合がほとんどです
  • 相手のことをほとんど知らないとき。伝えられる内容が少ないと、名入れ絵本との差が出ません
  • 対象年齢が合わないとき。0〜2 歳向けの、文字がほとんど無い絵本は作っていないところが多い

注文の前に確認しておきたい 7 点

方式によらず、ここを確認しておくと取り違えが起きません。

1対象年齢はいくつからか

文字のある絵本は、読み聞かせが成り立つ年齢からになります。0〜2 歳向けを探しているのに 3 歳からの商品を選ぶ、という取り違えがいちばん多い。贈る相手の年齢と、商品の対象年齢を突き合わせてください。

2写真が要るのか、要らないのか

主人公の姿を写真から起こす方式なら、顔が分かる写真が必要です。要らない方式もあります。相手の家庭から写真をもらう必要があるなら、サプライズにはできません。

3できあがる前に中身を見られるか

確認してから注文するのか、注文してから作られるのか。前者なら気に入らない状態で届くことがありません。後者は早いかわりに、届いてから直せません。

4どこまで作り直せるか

文章だけか、イラストもか。ページ単位か、全体か。作り直しに追加料金がかかるかどうかも合わせて確認してください。

5名前の表記をどう入れるか

漢字・ひらがな・カタカナ、そして読み方。異体字(渡邊の邊など)が入るかどうかは、書体の収録文字に左右されます。表記が違うと、その一冊は贈り物として成立しません。

6何冊必要になりそうか

両親の家、祖父母の家、本人の手元。あとから買い足せるのか、追加のたびに作り直しなのかで、最初に頼む部数が変わります。

7渡す日が決まっているか

誕生日・行事・式など、日付が動かない贈り物なら、間に合うかどうかを注文の前に確認してください。作る工程が多い方式ほど、ここが効いてきます。

わたしたちの場合

「えほんや」かーたーが作っているのは、上の表でいうオーダーメイドの方式です。お子さんの写真と名前から、その子が主人公の物語を書き起こします。AI が物語の構成とキャラクターのラフを組み立て、デザイナーが構図や表情を整えて仕上げます。

  • 対象年齢は 3 歳から 9 歳まで。3 段階から選べて、文章量と語彙が変わります
  • 画風は「ふわもこ水彩」「ビビッドクレヨン」「やわらか色鉛筆」の 3 種類から選びます
  • 全ページを確認したうえで注文に進みます。確認前に印刷されることはありません
  • 文章もイラストもページ単位で作り直せて、その回数で価格は変わりません

金額と装丁は料金と仕様に、手順は絵本ができるまでの 6 つの手順にまとめています。実際に組み上がる流れは登録なしの体験ページで確かめられます。

贈る場面が決まっているなら、誕生日プレゼントに贈るオーダーメイド絵本出産祝いに贈るオーダーメイド絵本に、その場面ごとの進め方を書いています。

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